デロビブリオ菌

デロビブリオ菌は細菌を食べる細菌として1962年ドイツで発見されましたが、日本の水田では、非常に一般的に分布していることが判明しています。寄生範囲が広いものは、植物の病原となる菌、土壌中の細菌のうちほぼ半分に寄生し、狭いものだと細菌の仲間のごく限られたものだけに寄生することが分かっています。この菌の利用方法として、有害な細菌だけをくい殺す天敵農薬、生きた細菌に寄生しなければ増えない菌でしかも毒素を出さないものならば、人体や動物には理論として無害ということから治療用薬剤、自ら強力な消化酵素を出して、寄生する細菌の膜をとかして侵入することから、その酵素を放出する、などが考えられています。

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