Living thing

生命を中心とする自然科学的研究は、総て生命科学の中に折り込まれてています。つまり生命探求を重要な課題としてもつ生物学は、生命科学の核心ということになります。さらに生命を維持するための諸科学、物理学も数学も化学も地学も部分的に生命探求の研究に一役買っています。あらゆる自然科学は考えようによっては、生命の探求に関係があり、生命維持の生活という面においては、総ての自然科学は総て関連を持っています。
ライフサイエンスと呼ばれて、訳せば生命化学という言葉が盛んに叫ばれますが、生命探求についての学間という意味で、生物学的、あるいは医学的のニュアンスが農いのですが、総ての自然科学がこれと関連を持つと見てもよい。ただし従来の慣習上、生物学や医学などが最も関係深いものと考えるのは自然です。生物学は医学の基礎科学と見れば、生命化学はその中心を生物学におき、さらに物理学、化学、数学、地学などと広がっているものだといえます。生物学は生命の化学ですが、細胞を究極の単位として、いわば細胞レベルで研究するものです。しかも生命の究極の物質としてDNAを考え、その働きに重点を置いています。いわば生物学とはDNA研究の学問です。
一方、遺伝学も遺伝子研究をその究極の研究の一つとしていますが、遺伝子の本体はDNAです。したがって、生物学研究の中心テーマは遺伝学において研究している事になります。生物学の中心の間題点を遺伝学で研究しているわけですから、遺伝学はメンデリズム研究に重要であるのみでなく生命の間題の探究にも重大な役割を果しているわけです。
DNAはデオキシリボ核酸の略で、核酸の一種であり、二重ラセンの高分子構造で、二重ラセンが一本ずつにわれ、分れた相手と同じものを造って、複製することができます。また、DNAは同じ核酸の仲間のRNA、つまりリボ核酸の力を借りて、タンパク質を合成できます。特定のDNAによって、特定のタンパク質ができ、あるタンパク質は特定の酵素として働き、特定の形質を発現させるようになります。つまり、組胞内の働きを進める酵素を造るのもDNAであり、特定の形質を造り出すのもタンパク質です。遺伝的形質を造り出すのも、もちろんDNAであり、遺伝子でもあります。このように考えてくると、細胞内の働きを推進しでいるのは、主としてDNAであり、生命の本体としてDNAを考えることが妥当です。しかし細胞内でなぜあるDNAが働いて、他のDNAは働かないのか、なぜ、ある時期にあるDNAが働くようになるのがなどということは、ながなか決定しにくく、DNAを制御しています。さらに高位の何ものががあるとも考えられます。1956年にコーンバークはDNAを、オチョアはRNAの合成に成功しましたが、生命の本質はその解明に、道なお遠しの感があります。しかしDNA、RNAの解明によって、遺伝子の働きがよくわかり、分子レベルで説明できるようになりました。そして遺伝学の本質が、DNA、RNAを中心にして理解されようとしています。

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住宅

住宅を建てる場合に、最初にしなければならないことは土地の調査。広さや形、陽当たりや風通しの良さ、周囲の家並みや道路幅、地盤の状況などの長期に渡って住み続けるのにふさわしいかどうかの条件が整っているかを十分考慮する必要があります。
しかし総ての条件を満たすような土地はなかなかなく、土地の値段の高い都心部では狭小敷地や変形敷地もあって、狭小間取りや変形した間取りの家しか建てられなくなる場合もあり、思い通りにいかないものです。田舎暮らしで広い敷地が都心部の何十分の一のお金で手に入る場合もありますが、利便性や家計の負担を考慮しても都市近郊に住みたいものです。そのようなことで一戸建て住宅を諦めてしまうケースもあるようですが、やはり夢のある庭のある家に住みたいものです。

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