菌体タンパク質

菌体タンパク質とはバクテリアの体を作り上げているタンパク質で、カンジダやエンドミコビスなどの酵母類を、でんぷん工場の廃液中で混合培養すると、廃液は浄化され、タンパク質40から45%、脂肪7から15%を含んだ菌体が得られました。徴生物工業技術研究所では、土の中からバクテリアN34を分離しましたが、このバクテリアは、無機塩類を僅かに含んだ培養液に入れて、窒素、水素、酸素、炭酸ガスを通すと、これらのガスを吸ってよく育ち、約43%のタンパク質を含む菌体を得ます。この菌は幅1から1.3ミクロン、長さ1.5から1.6ミクロンです。この菌の連続培養により、水と空気と炭酸ガスを主原料としてタンパク質を得て食料が作られる訳です。

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