プロトプラスト

植物の細胞の細胞膜を取り除いた細胞内客のみの、原形質の塊りをプロトプラスト原形質体と言います。植物細胞と細胞との間は、ペクチンと言う物質でセメントされているために、ペクチナーゼという酵素によって、これを溶かし、バラバラにした細胞をセルラーゼと言う酵素で処理して細胞膜を溶かすと、プロトプラストだけが出てきます。生きている原形質で、このプロトプラストを培養することはできませんが、タバコの葉から遊離され、後に空豆、キュウリ、小松菜、ホウレンソウ、ペチュニアなどからも得られました。このプロトプラスト同士を融合させて、生殖細胞を使わないで、雑種を作ることができます。

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